自治労の強み
自治労松戸市職員組合(「組合」)は、全国組織である全日本自治団体労働組合(「自治労」)の下部組織である「自治労千葉県本部」に所属しています。 自治労には本部に専門的な知識をもつ役職員80名が在籍し、医師や顧問弁護士(5名)も配置しているため、専門的な知見等に関しアドバイスを受けることができます。また、組織出身の国会議員もいるため、国の動向や方針もいち早くキャッチして、情報を共有することができます。
よって、例えば、令和4年9月に松戸市で制定された定年延長の条例についても、組合と人事当局の間で制定前に内容の折衝が行われましたが、自治労から様々な国レベルの情報をもらうことで、人事当局と対等な話し合いができました。
組合加入のメリット
①病院職員(看護師等)、学校職員(栄養士、用務員等)、保育士等、様々な職員との接点ができる。 ②自分の労働条件等について、法的知識や様々なことを身につけることができる。
また、上司が頼れない時に相談できる唯一の砦となる。
③様々な福利厚生がつき、有利な保険や金融機関も利用できる。
金融機関として、全国の組合員のための組織である「ろうきん(労働金庫)」についてご紹介します。 ろうきんは組合員の皆さまのための金融機関です。
営利を目的とせず、組合員の皆さまにご利用いただき生まれた利益は便利な商品やサービスとして組合員の皆さまへ還元をしております。
~ろうきんを活用するメリット~
①ろうきんキャッシュカードのキャッシュバックサービス 銀行・ゆうちょ銀行・コンビニ等での引き出し手数料が何度でもキャッシュバック
給与振込口座は〈ろうきん〉がおすすめ!
②組合員の皆さまならではの各種低金利なローンのご用意
組合員であれば皆さま一律の金利で各種ローンの利用が可能です!
③各種お手続きが職場で完結
窓口にご来店いただかなくてもろうきん職員がお伺いし職場で手続きが完了します!
お仕事終わりの時間でもお手続きは可能です。
以下のチラシPDFも参考にどうぞ!
組合加入の費用
給与の1%を給与天引きでお支払いいただきますが、上限があるため、給与が毎年上がっても組合費は途中から一定の額になります。
これまでの取り組み
賃金改善の取り組み
自治労は1970年代に賃金改善の取り組みを民間労組と一緒に行い、職員賃金について「12月に条例化し前年4月にさかのぼって改善する」ことができるようになりました。それ以前は遡及しないため、年度途中までは「値切り」されており、「人事院勧告」制度が形骸化していました。自治労が団結して日本総労働評議会(総評)に結集したため、政府に完全実施をさせることができたと言えます。
昇給昇格に関する取り組み
以前は、6等級(今の1級)が主事補で「吏員試験」に合格しなければ5等級(今の2級主事)に昇格できませんでした。多くの職員は5等級には昇格できましたが4等級(主任)には大きな格差があり、特に女性はほとんど4等級主任には昇格できませんでした。このような状況のもと、自治労での研究において「一定年数の経験」で昇格させる制度があることがわかり、松戸市でも「経験年数による昇格」の制度を導入することができました。
公務災害認定の取り組み
1983年6月に小金小学校の給食調理員がリフトに乗っている際、壁とリフトに挟まれ事故死する事件が発生。自治労中央本部の支援を受けて当局に保障と陳謝をさせ、職場改善を実施、「労働安全衛生委員会」の設置をさせることができました。 「労働安全衛生委員会」は、職場の労働環境の「安全」「衛生」について広く調査する重要な委員会ですが、法定にも関わらずそれまで設置されていませんでした。
通勤途上の公務災害認定の取り組み
1983年2月、六和クリーンセンターに勤務していた職員が通勤途上で死亡する事故が発生し、死亡原因が「脳梗塞」と診断され、通勤災害にならいと判断されました。しかし、自治労本部や自治労名古屋水道労組の協力の下、1年がかりの取り組みで「通勤が災害」と認定することができました。これは自治労本部の現地調査や医師の紹介、自治労系の衆議員等々の協力者の下で出来た成果です。
人事異動、賃金差別に反対する取り組み
1982年、教育委員会社会教育課で成人学級を担当していた職員が成人学級の講師であることを課長が嫌い、収納課に人事異動させる事件が発生し、人事異動撤回を自治労本部、県本部、弁護士とともに闘い、次年度に撤回させることができました。また道路課職員が一時金カットされる事件が発生し、公平委員会に訴え自治労本部と単組の取り組みでカットを復元することができました。
市役所職員のサークル、部活動への支援
松戸市役所には、下にあげた各種サークル、部活動があります(五十音順)。市役所の共済組合はこれらへの援助を中止してしまいましたが、組合では以下の観点から活動への助成金等を通じて援助を行っています。
①部門や職種を超えた職員間のコミュニケーションを活性化し、組織全体の連携や協力関係を強化する。
②職員のリフレッシュやモチベーション向上に繋がり、働きやすい職場環境づくりする。
③職員が仕事以外の趣味や興味を追求しやすくすることで、健全なワークライフバランスを促進する。
- 合気道部
- 囲碁部
- 剣道部(下に紹介用PDFあり。)
- ゴルフ部
- 茶道部
- 蹴球部
- 将棋部
- 書道部
- スキー部
- 筝曲クラブ
- ソフトテニス部
- 卓球部
- 旅鉄部
- 硬式テニス部
- バドミントン部
- ボウリング部
- MATSUボラン
- 野球部
- ユーカリ吹奏楽団
- アウトドアクラブ
- 病院スキー部
- 病院テニス部
最近では…
新館職員の熱中症問題
市役所新館は空調設備が古く、一元的なコントロールしかできないうえ、庁舎が南面して日当たりがいいため、エアコンが切れると室温が30度以上に上昇することもあります。その状況で当初、17時までの業務時間内しかエアコン稼働が認められていなかったため、時間外業務は職員が汗をダラダラ流しながら行っており、熱中症の危険性と隣り合わせでした。もしかすると、報告されていないだけで熱中症症状が出た職員もいたかもしれません。 組合は、この問題にも粘り強く交渉を続け、令和2年度からようやく、7~9月の火曜と木曜のみ時間外に2時間冷房稼働が認められました。しかし、それ以外の曜日の状況は変わらないので、さらに交渉を続けています。